月別アーカイブ: 8月 2023

「街あるきユニバーサルマナー研修」を受講して

皆さん、こんにちは!

キラキラっとアートコンクールは9月19日(火)まで作品受付中です。

ここ何週かはコンクールを離れて、事務局から、東京・丸の内の街のアートやイベントを紹介しています。宜しければ引き続きお付き合いくださいね。

ところで、出かけた先の街や駅などで、困っている人を見かけたら、

皆さんは何と声を掛けますか?

先月もこの情報発信を一緒に担当している「まゆ」と外出した際、耳が聞こえにくい「まゆ」に対して自分の対応は適切だったか、思い返しては悶々としていました。

そんな折、自分とは違う誰かの視点にたち、行動するための意識や対応方法を学ぶ「街あるきユニバーサルマナー研修」を受講する機会がありましたので、今回はそこで学んだことをお伝えしたいと思います!

最初にユニバーサルマナーの基礎知識を学び、その後実際に視覚障害・高齢者・車いすのいずれかを体験しながら丸の内の街を歩き、気づきを共有するという内容で、

講師の方は視覚障害があり自身の経験も織り交ぜて講義や説明をして下さいました。

「ユニバーサルマナー」とは心遣いのことで、

「手伝わないといけない」と過剰に思う必要もないし無関心でもいけない。

「お手伝いできることはありますか?」とお尋ねして相手に選択してもらうと良いそうです。(ちょうど良い距離感のフレーズですね!)

街歩きでは車いすを体験しました。

普段よりも目線が低く視界が狭まることや、少しの段差でも乗り越えにくいことなど驚きの連続でした。また、今後自分が車いすを使う場合を想像したとき、スロープ等のインフラ整備以上に、街の人の適切な理解やサポートがあることの方が大切だと思いました。

今回は幸いにも「ユニバーサルマナー研修」の受講機会を得ましたが、こういったマナーが広がり、すべての人が安心して心地よく暮らせる社会が実現するよう、自分にできることを日々取り組んでいけたらと思います。

入口サイン
講義の様子
黒いベルト類は高齢者疑似体験道具
体験の様子1
体験の様子2

三菱一号館美術館/仮囲い装飾現る!

皆さん、こんにちは。

厳しい暑さが続いていますが、体調はいかがですか。

さて今回は、東京・丸の内の三菱一号館美術館を紹介します。

三菱地所が2010年春、東京・丸の内に開館。赤煉瓦の建物は、三菱が1894年に建設した「三菱一号館」(ジョサイア・コンドル設計)を復元したものです。

コレクションは、建物と同時代の19世紀末西洋美術を中心に、ロートレック、ルドン、ヴァロットン作品等を収蔵し、19世紀後半から20世紀前半の近代美術を主題とする企画展等様々な展覧会を開催しています。

▼美術館詳細はこちら

残念ながら、現在は設備入替および建物のメンテナンスのために、2024年秋ごろまで休館しています。先ごろ外壁を取り囲むメッシュ素材の仮囲いの設置がはじまりました。いつもの無機質な仮囲いが現れるかと思いきや、なんと驚くほど巨大な装飾デザインが現れたのです!

噴水や多くの木々が設置され、近隣のワーカーや街を訪れた方々の憩いの空間となっている広場に面した側には、美術館のロゴを制作したデザイナーの服部一成さんが、ロートレック作品をモティーフに、全28 作品を自在にコラージュした高さ14.4m、総面積約1,250㎡におよぶ、大型の仮囲い装飾がデザインされていたのでした。

ロートレックが描いた19 世紀末のパリの賑わいが、時空を超えて丸の内に移動してきたような大壁面!!

丸の内にお立ち寄りの際は、是非ご覧下さい。

一号館美術館装飾
一号館美術館装飾
一号館美術館装飾
一号館美術館装飾