三菱一号館美術館/仮囲い装飾現る!
皆さん、こんにちは。
厳しい暑さが続いていますが、体調はいかがですか。
さて今回は、東京・丸の内の三菱一号館美術館を紹介します。
三菱地所が2010年春、東京・丸の内に開館。赤煉瓦の建物は、三菱が1894年に建設した「三菱一号館」(ジョサイア・コンドル設計)を復元したものです。
コレクションは、建物と同時代の19世紀末西洋美術を中心に、ロートレック、ルドン、ヴァロットン作品等を収蔵し、19世紀後半から20世紀前半の近代美術を主題とする企画展等様々な展覧会を開催しています。
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残念ながら、現在は設備入替および建物のメンテナンスのために、2024年秋ごろまで休館しています。先ごろ外壁を取り囲むメッシュ素材の仮囲いの設置がはじまりました。いつもの無機質な仮囲いが現れるかと思いきや、なんと驚くほど巨大な装飾デザインが現れたのです!
噴水や多くの木々が設置され、近隣のワーカーや街を訪れた方々の憩いの空間となっている広場に面した側には、美術館のロゴを制作したデザイナーの服部一成さんが、ロートレック作品をモティーフに、全28 作品を自在にコラージュした高さ14.4m、総面積約1,250㎡におよぶ、大型の仮囲い装飾がデザインされていたのでした。
ロートレックが描いた19 世紀末のパリの賑わいが、時空を超えて丸の内に移動してきたような大壁面!!
丸の内にお立ち寄りの際は、是非ご覧下さい。